社風診断の3要素
所長中心に同一の目標と意識で「やる気集団」ができれば、会社は活性化し発展していきます。あちらこちらに動脈硬化が起こっているような体は健康とはいえません。組織、企業もイキモノ。体内循環のよさがポイントです。つまり、上下のギャップが少ないほど会社は健全で活性化しているといえます。
次にあげる3要素とその具体的な診断ポイントを幹部候補とともに相互確認し、さらに向上するための課題を明確にする方法を話し合いましょう。
1.心を一つにまとめる「目標」
目標があってこそ成長があります。社員や企業の考え方や行動がレベルアップするために目標はなくてはならないものです。的確な目標を立てることが社風づくりの基本になります。
下記を明確にしましょう!
・3年後の目標
・経営理念の明文化
・売上(生産)目標
・職場の改善目標
・人生を豊かにする計画
・今年度の経営方針
・社員能力の向上目標
・商品力の強化目標
・ライバルの目標
・会社への誇り
2.心を結ぶ「コミュニケーション」
お互いの存在価値を認め合う最大の武器がコミュニケーションです。明るい雰囲気、風通しのよい組織、希望に満ちた明るい風土、このような社風をつくるには円滑なコミュニケーションが大切になります。
下記を明確にしましょう!
・職務への指示
・相互の信頼関係
・レクリエーション
・職務遂行の確認
・相手への思いやり
・明るい雰囲気
・経営者との対話
・諸会議の開催頻度
・積極的発言の度合い
・挨拶と返事
3.仕事についての「満足感」
企業における仕事を通して自己成長を図ることができれば、それは社員にとって大きな満足感につながるはずです。そこから仕事への動機づけが明確となり「やる気」も出てきます。この仕事への動機づけこそ社風づくりの根本であり、仕事についての満足感を生み出すものなのです。
下記を明確にしましょう!
・能力と仕事のバランス
・職務の報告
・提案の採用
・公私混同
・権限委譲の度合い
・仕事への誇り
・成長感
・競争の意欲
・努力に対する成果配分
・人間関係