師匠 鈴木丈織のコラム 2012.2.6

「繰り返し、じっと反省すればするほど

常に新たにそして高まりくる感嘆と崇敬の念をもって心を満たすものが二つある。

わがうえなる星の輝く空とわが内なる道徳律とである。」

カント(ドイツ、哲学者)

「このようにしたい。でも、ああすべきだ。」

人間は社会生活を営むなかで、絶えず理性と本能の狭間で揺れ動いています。

けれども、人間には物事を決める意志というものが備わっています。

「ああすべきだ」という思いは、決して環境だけが要因で培われたものではありません。

そうした良心や規範・道徳観も含めて、

理性も本能も自分自身の自由な意志で決められるものなのです。