師匠 鈴木丈織のコラム 2012.4.30

「この道より 我を生かす道なし

この道を歩く」

武者小路実篤(劇作家・小説家)『この道より』

 

この道と信じる道があるでしょうか。

 

彼は、個性の伸長が同時に人類の調和を織りなすものだと

説いた作家です。

果たして、自分の存在が社会を突き動かしているなどという考えを、抱いたことが

あるでしょうか。

 

見方を変えてみれば、自分の個性や能力にあった道を見定め、その道をまっすぐ歩めば、

社会に対してなんらかの働きかけをしているということを意味します。

 

たしかに、人生の指針、職業を考え、生き方を定めるとき、他人の価値観ではなく、

自分の価値観で判断し、自分の道を進むことは、簡単なようでいて案外できないものです。

 

でも、多様な価値観が複雑に混在する現代だからこそ、自分の志向・資質に合った道を

見極めることが、自分の成功への鍵、ひいては社会を変革する第一歩となるのです。

 

やっぱり資質を磨こう、おもいっきり!