師匠 鈴木丈織のコラム2011.4.25

「人はひとりであるとき いちばん強い」

 

 吉田 二郎(作家)
もし、自分が頼りにしている人が突然にいなくなってしまったら……。

たぶん、いきなり無人島に放り出されてしまったような、心細さを感じることでしょう。

でも、もしも助けてくれる人がいないのなら、自分ひとりでどうにかするしかありません。

「船が必要だ」「木を切ってつくろうか」そのための「道具はあるだろうか」などと、さまざまに

考えを巡らせ、独力で困難な状況を突破する方法を必死で考えるでしょう。

甘えを一切なくした生き方を選んだとき、人は自分を頼るしかなく、

今まで眠らせていた思わぬ力を発揮することになるのです。

自分をみくびらないことです。