師匠 鈴木丈織のコラム2010.11.22

「百里を行く者は九十を半ばとする」 『戦国策』より

 百里の旅をする人は、九十里まで来たときに、ようやくその半分に達したと考えるくらいがいいのです。9割方順調に進んだからといって、気を緩め油断をすると、足下をすくわれたりするのです。

 いつも、「今ひとつ」「あと一歩」の肝心なところでつまずくという人は、最後の詰めが甘いのです。自分がその目標のためにやってきた経過を振り返り、今一度、欠けているところがないか確認してみましょう。

 そして、最後の一踏ん張りに一層の努力を傾注します。

 「よし、もう一度」と言い切るのです。