師匠 鈴木丈織のコラム2010.11.8

「為せば成る、為さねば成らぬ業を、成らぬと捨てる人のはかなさ」 武田信玄(武将)

 「よし、やろう」と行動をおこし、その行動を最後に実りあるものにするのは、なかなかたいへんなことです。

 しかし、実際に行動してみなければ、何も始まりません。物事を進めてゆくうちに、やろうとしていることがとても困難なことだとわかることもあります。

 彼は、毎年襲ってくる洪水という大災難と20年あまりにわたって戦い、遂に治水工事を完成させました。まさに、継続は力なりです。計画の途中のさまざまな苦難や試練もプラスに転じて、目的に向かって信念をもって進むことです。

 誰にも人の見習うべきことがあるのです。まして彼の挫けることのない果敢さを見習いましょう。