師匠 鈴木丈織のコラム2010.10.11

「或ることをなしたために不正である場合のみならず、或ることをなさないために不正である場合も少なくない。」  マルクス・アウレリウス(古代ロ-マ皇帝)

 やっても無駄だとあきらめたり、危険を恐れて臆病になったりしていませんか。小心であることは、人を優柔不断にさせ、その結果、行動するための絶好の機会を失うことがあります。人間の行為のなすことの不正と、なさざることの不正について、あることをしないことしなかったことが正しい行為と認められないこともあるのです。
 物事には、なすべきときというものがあります。私たちは、なすべきときには、それがどんなに困難を予想させることであっても、行動に移すべきです。なすべき機会を見誤ってはいけないのです。あなたの判断と決断でよいのです。