師匠 鈴木丈織のコラム2010.10.4

「できっこないと思える困難で恐いことに、敢えて立ち向かうのだ。」 セオドア・ルーズベルト(アメリカ、大統領)

 ノーベル平和賞で知られるルーズベルトは、幼少の頃病弱で、精神も軟弱でした。彼は弱い心身を鍛える必要を感じ、そのためには内心びくびく恐れていることでも、敢えて挑めばそれが勇気・胆力を引き出すことに気づきました。立ち止まったり引き下がることは簡単です。負けたと思いあきらめてしまえばよいのですから。
 しかし、引き下がることなく前向きに進んでゆくためには、さまざまな困難への挑戦が必要です。逃げずに積極的に挑むことで意志が強くなり、その結果、困難も困難ではなくなっていくのです。強さは強さをつくりだします。