今年度の税理士試験合格者は910人

今年度の税理士試験合格者は910

平成26年度の税理士試験結果が公表された。64回目となる今回の税理士試験は41,031人(前年度45,337人)が受験した結果、税理士登録に必要な科目を全て合格した最終合格者は910人(同905人)となり、そのうち女性の合格者は全体の25.3%にあたる230人だった。

また、一部科目合格者は5,999人(同7,443人)で、一部科目合格者を含めた合格率は16.8%(同18.4%)となった。最終合格者を年齢別でみると、最多が「41歳以上」の265人、次いで、「36~40歳」の214人、「31~35歳」の198人、「26~30歳」の180人、「25歳以下」の53人である。また、学歴別では、「大学卒」が721人で最も多く、「専門学校卒」が89人、「高卒・旧中卒」が59人、「短大・旧専卒」が27人、「大学在学中」が3人、「その他」が11人となっている。

試験科目別の合格率についてみると、11科目の平均合格率は13.8%(同14.8%)で、科目別で最も高かったのは「財務諸表論」の18.4%(同22.4%)が前年度に引き続きトップ。

次いで「固定資産税」の14.8%(同13.7%)、「事業税」の13.5%(同12.0%)が続く。一方、合格率が最も低い科目となったのは「住民税」の8.7%(同12.2%)。

その他、受験者数が多かった主な科目の合格率は、「簿記論」13.2%(同12.2%)、「消費税法」10.3%(同11.8%)、「法人税法」12.4%(同12.4%)、「相続税法」12.9%(同11.7%)、「所得税法」13.2%(同14.8%)などとなっている。

なお、平成27年度(第65回)の税理士試験は、来年5月12日に受験申し込みの受付が開始(受付の締め切りは5月22日)され、同年8月18日~8月20日に試験が実施される。