個人事業主、確定申告対策は今年中②
前回のコラムで、現時点での利益を計算してみてくださいと書きました。
平成25年の確定申告の対策はまずそれが第一歩です。
現時点での大体の利益がわかりましたら、その利益によって対策を考えます。
パターン①
現時点で多くの利益が出ている。そして11月・12月でも多くの利益が出る予定だ
このパターンが当然に対策を今のうちに打たないといけない状態です。
その他のパターンでも同じなのですが、
個人事業主の方の税金対策は基本的には3種類しかありません。
細かく言うと、もう少し種類があるのですが、
おおむねこの3点で税金対策を考えます。
話をパターン①の方に戻します。
この場合、税金対策で一番効果があるのは、
上記対策の1.売上を減らすになります。
これは売らないというか、仕事をしないという訳ではありません。
平成25年の税金対策を残り一か月の間で考える場合、
売上を来年のものにできるものに関しては、来年に送り、
平成26年分の税金対策は来年1年間かけてやっていこうとする考え方です。
もちろん来年に売上をずらすようなことが難しい商売も多くありますが、
売上をずらすことが可能なご商売であれば、まずは検討してみてください。
なお仕入があるようなご商売の場合、売上を平成26年にずらしても、
仕入れた在庫が平成25年の経費にならず、期末在庫(資産)
として残るため、税金対策としてはあまり効果が望めません。