どうする!?個人で開業!!59

法人と個人どちらが良い⑫

 

前回のコラムでは

●個人事業で300万円の利益が出ていた場合の法人化との手元残金比較

個人事業 228万円 > 法人化 198万円

 

で終わりにさせていただきました。

これだけを単純にみると、個人事業では300万円くらいの利益では、法人化しない方が有利だなとなります。

(※個人事業の場合、290万円を超える利益の場合、事業税がかかるケースがほとんどですが、そのお話は後日)

 

手元に残る金額を優先することは非常に大事です。

所得税・住民税・健康保険。この3つは支払いをするのみで、その支払いに対する明確な返しはありません。

 

しかし、年金・・・。

これは厄介なお話になります。平成25年の制度の元では年金は、年金保険料を多く支払ったものが(個人負担会社負担問わず)、多く年金をもらえるということになっております。

 

厄介ですね。

例えばこのコラムを読んでいただいている方が、55歳の方であれば、現行の法律から大きく変わらないと予測して、年金の保険料の支払いの側面からと年金をもらう方の両方のお話がしっかりできます。

でも、このコラムをお読みの方が、25歳の方であれば、年金をもらう方の話は正直できません・・・。すいません(>_<)。

 

法人化を検討し、年金もしっかりもらいたいというのであれば、300万円の利益でもメリットが出せるケースもありますし、40年後の年金制度がどうなっているかは誰にもわからないので、何とも言えません・・・。

と曖昧な返事になります。

 

手取り金額及び年金受け取りのお話しは今回で終わりです。

法人と個人どっちがよいは、次回のコラムでまとめを書いて終わります。