どうする!?個人で開業!!54

法人と個人どちらが良い⑦

 

今回のコラムはどっちが良い?のお題目に反し、法人での商売と個人事業でやる場合の比較で、確実に法人化の方がメリットを出せるお話です。

 

生命保険の保険料の支払い。

 

これについては、同じ内容の保険加入に関して支払う保険料の支払いについては、確実に個人事業主よりも、法人の方がメリットを出せます。

 

詳細について書くと、1冊の本ができてしまうので簡単にしか書きませんが、個人事業主の方が生命保険に加入しますと、確定申告で生命保険料控除として控除(経費のようなもの)を受けられる金額の上限は年間12万円(平成23年以前の契約の場合10万円)となります。

 

しかし全額経費になるような生命保険の契約を法人でした場合、その支払額全額が経費となります。

(ただし法人契約の場合、経費にならず保険積立金などの勘定科目を使い、経費にならない部分があるものも多くあります。)

 

今回のコラムのネタは、税金や社会保険と違い、法律で決まった話ではありませんが、生命保険の支払というキャッシュアウトは変わらないのに、個人と法人で、税務メリットが出せるというお話でした。

 

ただし自分で書いておいてなんなんですが、このネタを前面に出して、法人化が良い!!って話しにしてしまうのは危険です(笑)。