どうする!?個人で開業!!53

法人と個人どちらが良い⑥

 

小規模事業者の方が、個人事業のままででいくか、法人化するかの判断をする際に、コスト面で結構な比重になるのもののうち、僕らの税理士報酬があります(笑)。

 

税理士事務所全てがそうとは言いませんが、全く同じ商売をしていたとしても、個人事業の確定申告と法人化した場合には、確実に税理士報酬が増加すると言えます。

 

個人事業の確定申告である場合、申告自体は収入-経費=利益という単純な計算を基に確定申告になりますので、売上の把握と経費の集計が終われば概ね申告業務がの終わりが見えます。

 

しかし、法人の場合、個人事業主のような単純な利益計算の前に、役員報酬(個人事業主の場合の利益になる部分のイメージです)を期首(会社の場合、個人の様に1月1日から12月31日で計算するのではなく、任意で決算月を決められます)に、その年の月々の金額を決めなくてはいけません。

また決算においては、経費のうち法人税法上、経費にならないものを除いたり、租税特別措置法なる法律によるものの減税項目に当てはめる必要がれば、その準備をしたりと、個人事業の確定申告にはない手続きも多くあるため、税理士報酬が増えます。

 

同じ商売をしているのに、報酬が異なるなんて、そんなの税理士側の言い訳じゃないかっ!!というお叱りはお受けしますが、ご了承いただければ幸いです(>_<)。