どうする!?個人で開業!!㊱

来年の確定申告が少しでも楽になるようなお話シリーズ⑥

 

税務の特典がある青色申告の届出を出している方を前提にお話をさせていただいております。http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2070.htm

 

 

・入金管理はしっかりと

 

今回のお話は、確定申告の処理が楽になるという感じのお話というよりは、日常業務としてきちんと管理しておかなければいけませんと言う種類のお話なのですが、個人事業主の方で、入金管理が甘い方が結構います。

 

直接の仕事の業務をして、請求書を送り、入金の確認ができてはじめて仕事が完結すると考えられます。最後の入金という部分をしっかりしないと、せっかく仕事をしてもお金にならないという事態にもなりかねません。

 

開業してすぐは取引先の件数も少なく、入金の管理も楽で、頭の中で完結させることもできますが、取引先の件数も増え、入金のスパンもその取引先ごとにバラバラですと、きちんと入金管理をしないと、未入金先も出てきたりします。

 

確定申告まで入金管理を怠ると、その時点で未入金先が発覚ということもあります。場合によっては、未入金の取引先が倒産していたということも、確定申告時期にわかるということだって考えられます。

 

取引先の件数が少ない場合は、請求書の控えに《入金済》のようなハンコを押して、毎月入金管理をすれば大丈夫でしょう。毎月できないまでも最低2~3ヶ月に一度はしておきたいですね。

また取引先件数が多くなった場合には、請求書の控えで入金管理するのではなく、できれば入金管理のためにエクセルで一覧(売掛表と呼ばれるもの)を作って管理するのが望ましいと思います。

 

入金管理ができていれば、確定申告の時期にあわてふかなくて済みます。