前回のコラムのあとに、また領収書・レシート等について質問がありました。
確定申告への手間を減らすお話し中ですが、質問にはやはり先にお答えした方が良いかと思いまして、ご質問にお答えさせていただきます。
Q.領収書・レシートは、どのよう整理しておけばよいのでしょうか?。
A.個人事業主の規模ですと、スクラップブックに日付順に貼り付けていくのが
一番良いと思います。
しかしながら、領収書の整理には決まりはありません。税務署は領収書の保管については、7年間という期間を明示しておりますが、保管(整理)については明確に記しておりません。(税務調査の際には、すぐに出せるようにしておく必要はあります)
① 領収書を日付順に整理し、月ごとにクリップやホチキスでとめて、1年分をまとめて袋や箱に
② 領収書を日付順に整理して、月ごとに袋に入れ、その袋12ヶ月分をまとめて袋や箱に
③ 1枚の紙に、日付順に整理した領収書を貼っていき、その紙をファイルに綴じこんでいく
④ 日付順に整理した領収書を、スクラップブックに貼っていく
⑤ 市販の会計用のノートに領収書を貼っていき、会計上の処理もそのノートに記入していき、12冊(1年分)を保管しておく。
上記のような領収書の整理が、個人事業主の方の場合、多いです。
整理として簡単なのは①②です。③④は、貼り付けの手間がありますが、後で領収書の確認等する場合、見つけやすいという利点があります。⑤については、他との比較でコストがかかるのと、記帳をするということで、会計データと重複する作業が発生します。
しかし、どれがベストかと言うと、皆様の事業の在り方、経理の方法により答えは異なります。④を答えとしましたが、皆様が一番良い方法を取ることが大事でかと思います。