どうする!?個人で開業!!㉚

来年の確定申告が少しでも楽になるようなお話シリーズ②。

 

税務の特典がある青色申告の届出を出している方を前提にお話をさせていただいております。http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2070.htm

 

・勘定科目は極力少なく

 

コラム当初に、上記青色申告決算書にあらかじめ記載されている勘定科目の内容を書いておりました。しかしながら税務署側は、その勘定科目自体には、さほど興味がなく、そのお金の使い方が、売上を上げるために必要なものなのか否かにしか、基本的には興味がありません。

 

例えば、メール便で商品をお客様に送りました。

商品を、お客様への発送ですから完全に売り上げをあげるための経費です。しかし勘定科目となると、「荷造運賃」?「通信費」??と迷う場合があります。この場合、「荷造運賃」となりそうな経費が、年間さほど多くなければ、その「荷造運賃」となる経費を最初から「通信費」として処理すると決めてしまえば、悩む時間が大幅に減ります。

また会計ソフトの場合、「消耗品費」と「事務用消耗品費」なる科目が存在することが多くあります。この場合も、事務用品が年間さほど多くない額であれば、「消耗品費」の一本に集約してしまう方が、会計ソフトに入力する際に、悩む時間が減ります。

 

勘定科目は、あくまでもどのような経費を使ったを、ご自身が判断するためのものです。ご自身が、使った経費を細かく判断したいというのであれば、細かく勘定科目を分けた方がもちろん良いです。

しかしながら、年に一度しか確定申告へ向けて動かないような場合には、勘定科目は極力少ない方が、科目に悩む時間を大幅に減らすことができます。

 

確定申告を楽に済ませたいというのであれば、税務署の用紙に書かれているからと言って、そのものをそのまま使用する必要はありません。