どうする!?個人で開業!!㉕

本日より、確定申告スタート。

 

と言いたいところですが、年明けから還付申告(源泉所得税がされていて申告すれば所得税が戻るもの)は既に始まっていますので、いよいよ本日からスタートって感じも薄いですが、平成24年分の確定申告は本日から3月15日(金)までにしなくてはいけません。

 

確定申告スタートの日ですので、申告期間には、申告に関して質問を受けることをいくつかお答えしておきます。

 

Q.確定申告は税務署に行かなくてはいけないのですか?。

A.税務署に足を運ぶ必要はありません。

この質問はよく受けます。

確定申告につきましては、税務署まで行く必要はありません。もちろん税務署に行けば、質問もできますし、申告の用紙もありますし、申告の資料がそろっていればその場で申告を終わらせることができます。

しかし、わざわざ税務署に足を運ばなくても、役所や公民館でも無料相談所を設けているところもありますので、税務署が遠い方で、申告の相談を受けたい方は、税務署だけでなく、近所での無料相談所開設の有無を調べていただくのも良いかと思います。

また、税務署や無料相談所に足を運ばなくても、国税庁のホームページからでも申告は可能です。

 

http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/tokushu/index.htm

 

このホームページで作成した申告書を郵送にて申告か電子申告により申告が可能です。

まず郵送の場合ですが、国税庁の確定申告特集ページにより、どんどん入力いただき(笑)、指示通りに打ち出していただき、住所地の税務署に郵送していただければ、申告自体は終了です。なお郵送の際には、申告書の控えも打ち出し(通常に打ち出すと控え分も打ち出されます)、返信用封筒とともに一緒に郵送し収受印(申告を受けましたという税務署のハンコです)を押してもらい、手元に置いておきましょう。

のちにいろいろと使うことがありますので、控えは重要です。

 

さて、電子申告。

こちらは少々準備が必要です。必要ですが、3,000円の税額控除(減税)があります。

しかし、3,000円税金が安くなるのですが、住基カードの取得費用や、カードを読み込むカードリーダーを購入しないといけないので、実質赤字になります。

ただし、打ち出しや郵送の手間はないので、個人事業として何年間も商売をしていくことを考えれば、トータルのメリットはあるので、電子申告の初年度は手間はかかりますが、一考の余地はあります。

電子申告の場合でも、どんどん入力いただき(笑)、指示通りにネット上で申告をしていただければ申告終了です。

なおこの場合も、控えはPDF等で保存しておいた方が良いかと思います。

 

さて皆様、3月中旬まで確定申告を先延ばしにしていると、お腹が痛くなりますよ。このコラムを読んでいただいたのちに、領収書の整理等が終わていない方は、ぜひ確定申告の準備を進めてください。